今が旬の枝豆でずんだ餡を作る
旬の枝豆があちらこちらのスーパーで出回っていますね。
固めに茹でた枝豆に軽く塩をふって、ビールのお供に…というのも乙なものですが、「ずんだ餡」も捨てがたいです。
ずんだ餡とは宮城、山形を中心に主に東北地方で食べられている枝豆をすり潰して作った餡のこと。
好みはありますが、小豆餡とはまた違った枝豆ならではのちょっと青臭さが残るような風味がたまりません。
東北地方ではポピュラーですが、首都圏では和菓子屋さんでもずんだ餡を使ったものは少なく感じます。
和菓子屋さんをはじめ、スーパー、コンビニで「ずんだ」がもっと手軽に入手できると嬉しいのですが、叶わず。ずんだ熱を冷ますには作るしかない!とうことで自作しました。
豆豆しさが残っている方が方が好みだったので、荒めに潰して砂糖を控えめに。
小豆や花豆の餡とは違い、ねっとり感がないさっぱりした餡に仕上がりました。
豆をしっかりと潰せば、こし餡のようなしっとりと仕上がりになります。
白玉やお餅に合うのはもちろんですが、白玉を作るのが面倒だったので、朝食に軽くトーストしたパンにあわせていただきました。
「ずんだ」という、ちょっと重さのある野暮ったさの残る響きも愛くるしいのですが、こんな風にパンと一緒にクロテッドクリームまで添えてあげると、なんだかさもハイカラな食べ物かのようです。
ずんだ餡の作り方
- 枝豆をゆでる
- 茹であがった枝豆のさやをとる
- 枝豆の薄皮をむく
- 好みの固さにすり潰す
- 砂糖と塩を適宜加え混ぜ、好みの味に調節して出来上がり
茹でたてをそのまま口に放り込んでしまいたいという衝動を抑えつつ、さやと薄皮を剥く手間がいささか面倒ですが、それ以外は本当に簡単です。
仙台銘菓「萩の月」で有名な菓匠三全さんがずんだを全面に押し出した「ずんだ茶寮」なるお店を展開しているようです。さすが、ずんだへの強い愛情を感じます。