スノーロイヤル、名前も味も上品なアイスクリーム
創業大正14年、昭和初期からアイスクリームを作り続けてうん十年…そんな雪印が本気で作ったアイスクリーム。
スノーロイヤルは1968年の昭和天皇の北海道御巡幸の際に最高のバニラアイスをとの依頼を受け、開発に約半年をかけて作られたのだそう。
バニラアイスときいて、もっと黄味がかった色を想像していたのですが、こちらのアイスは卵を使用していないらしく、ミルク色という表現がしっくりきます。
すっと滑らかな口溶けで、コクはあるのにすっきりと爽やかな後味で、カラッと晴れた夏の日のおやつにピッタリ。
スノーロイヤルという名前どおりの本当に上品なお味です。
どちらかと言うと、ミルクたっぷり、バニラの風味しっかりの濃い目のアイスクリームが好みだったのですが、こちらをいただいて、さっぱりバニラも良いかもと目からウロコでした。
スノーロイヤルは乳脂肪分の高さからか取り扱いが難しいらしく、他店へおろしたりはしていないそうで、店頭でいただけるのは雪印のみですが、喜ばしいことに通販で購入することができます。
北海道まではなかなか行けないけれど、自宅で皇室御用達のアイスクリームに舌鼓もまた一興。
機会があれば、札幌の雪印パーラー本店に足を運んでみていただきたいです。皇室御用達という、やんごとなき響きとは裏腹に店頭ではレトロポップなジャンボパフェのサンプルがお出迎えしてくれます。