昭和感たっぷりのビフテキ家あづまの絶品ふわとろオムライス
東京蚤の市の帰り道、会場でお昼にありつけず、なかなかの空腹感。
お洒落カフェでサクッと済ませるには物足りず、尚且つお腹が減ってはいるけれど、時間的にガッツリしすぎるのも気が引ける。
そんな時にふらりと訪れたのが、新宿三丁目の裏路地にある昭和の香り漂うビフテキ家あづま。ゆるい牛の絵と共に懐かしいビフテキの文字。手作り感満載のランチのポップ。たばこの看板。正に昭和。
今となってはなかなかお目にかかれない、食品サンプルも郷愁を誘います。
店内に入ると、洋食屋さん特有のバターのようなデミグラスソースのような、なんとも言えない良い香り。
お昼にはちょっと遅い15時近い時間帯でしたが、さほど広くない店内はほぼ満席、ちょうど一卓だけ空いていた二名席に座ることができました。
テーブルの上のメニューには「新宿で愛されて68年」の文字。前知識なしに訪れてしまったのですが、なかなか歴史のあるお店でした。
中のメニューを撮り忘れてしまったのですが、店名に掲げているビフテキを始め、”あづスパ”なるナポリタンとカレーライス、カニクリームコロッケがワンプレートでいただけるものや、ハンバーグ、エビフライ、唐揚げなどから好きなおかずを2品選べる”お好みセット”など、心惑わす魅惑的なメニューが満載。
しかも、その殆どが1000円前後でいただける上に、コーヒーが100円で付けられるのです。
どれもこれも捨て難く、メニューを前にしばらく悩んでいたのですが、タイミング良く隣に居合わせた青年が「おすすめは何ですか?」と聞いてくれました。
お店の方曰く、「オムライスがおすすめです」とのこと。
注文後すぐにカップに入ったコンソメスープが運ばれてきました。
しばらくして、念願のオムライス。
ちなみにオムライスにも選べるおかずが付いていて、私はカニクリームコロッケをお願いしました。
半熟オムレツに覆われているタイプのオムライス。ケチャップオムライスですが、デミグラスソースもかかっています。
近くで見ると卵が本当にふわふわトロトロで、食欲をそそります。
中のライスはしっかりとした味付けの昔ながらのケチャップライス。高級店というのとはまたちょっと違う、町の洋食屋さんの味。
ソースのかかっていない部分はしっかりめのケチャップライスに柔らかい玉子の味と食感のバランスが良く、ケチャップがかかっている部分はケチャップライスの塩気がケチャップの甘さを感じさせる味、そしてデミグラスソースの部分ではぐっとコクがまして深みのあるちょっと大人なオムライス。色々と味を変えて楽しめるのも嬉しいです。
カニクリームコロッケも衣はサクッと、中がとろっとしていて、クリームの柔らかい味が良い。オムライスとの組み合わせも好相性。
オムライスもおまけのカニクリームコロッケも大満足でした。
食の細い女性だと少し多いかもしれませんが、量も丁度良かったです。
1000円前後で大満足のランチがいただけました。
他にも沢山気になるメニューがあるので、新宿に来たらまた立ち寄りたいです。