売切れ御免!豆好きならば一度は食べたい、群林堂の豆大福
大正5年の創業で、大手出版社が近くという場所柄もあり名だたる文豪たちに愛されたお店だそうです。
足立市場の帰りに車だしついでにと、市場を案内してくれたご夫妻が連れて行ってくださいました。
ネットの口コミなんかを見ると、常に行列ができていて、午後の早い時間には売り切れてしまうそうです。
お店に着いたのは平日の午後1時頃。店外に人影はなく…、売り切れ覚悟で暖簾をくぐると 、幸いにもまだ豆大福が残っていました。
このゴロゴロ感!見た目からして食欲をそそります。
ぎゅうぎゅうに敷き詰められた豆大福に埋もれたい衝動にかられます。
他に水まんじゅうやみたらし団子、豆餅なんかも残っていました。
レトロな雰囲気の包み紙もまた良いです。
ちなみに、包み紙には和洋菓子とかCAKEの文字。店頭には和菓子のみだったので、このキーワードが何の名残なのか気になります…。
豆好きの私は豆大福とかのこを購入。
かのこの豆豆しさも申し分ない!
あんことコーヒーの組み合わせも捨て難いのですが、本日は麦茶のお供に。
豆大福もかのこ同様カットしようとしましたが、もちの粘りに根負けしました。
カットすることも憚られるほどのもちもち食感に赤えんどう豆のゴロゴロが、これぞ豆大福!という感じです。
あんこはしっかりとした甘さで、これまたえんどう豆の塩気との相性が良いです。
かのこは豆大福より甘さが立っている感じで、半分でも食べ応え十分。上品なというよりは、ギュギュッとあんこを堪能できる一品。
豆大福に気を取られて気づかなかったのですが、こちらの豆大福、店の奥でせっせと職人さんが包んでいるのだそうです。
「大福はできたてが一番だよ」とのお言葉に、購入後すぐに車中で一口いただいたのですが、できたては本当に美味しかった。
少々恥ずかしさはあるかもしれませんが、一度で良いので、原宿でクレープを食べる若者の如く、買ってすぐのできたてを召し上がることをお勧めします。
東京三大豆大福の称号は伊達じゃない。