ふるや古賀音庵の古賀音だんご季節の味、ずんだ
以前ご紹介した嘉心のがごめ団子。
ごまたっぷりのがごめ団子をいただいてから、団子が見えない感がよく似た古賀音だんごが食べたいという思いが募り幡ヶ谷まで足を伸ばしました。
幡ヶ谷本店には初めて伺ったのですが、風情のある良い店構え。
昭和11年創業の歴史あるお店で、昭和の名作曲家、古賀政男氏が好んで通われていたそうです。古賀音庵という名前も古賀政男氏から屋号をいただいたのだとか。
商店街の中にあるのですが、日中の暑さもあってか人通りも多くなく、店内は私一人で水を打ったような静けさにピリリと気持ちが引き締まります。
季節柄、麩饅頭にも心惹かれましたが、お目当ては団子!
団子は、通年で黒胡麻和三盆、みたらし、大納言の三種と期間限定の季節の味一種が置かれています。
黒胡麻和三盆を買うつもりが、この夏の季節の味は「ずんだ」。
ずんだ好きとしては買わない訳には行かず、予定を変更して季節の味を購入。
はやる気持ちをなんとか押さえて自宅へ持ち帰り、ドキドキワクワクしながら封を開けると、むぎゅっと詰め込まれたずんだ餡にテンションが上がります。
いつもながら餡が多過ぎて団子の姿は確認できません。
黒胡麻の場合は、散らかりやすい胡麻の扱いに手を焼きますが、餡の場合はまた勝手が異なり、餡の重みに手こずります。
餡の重さに翻弄されて、美しく盛りつけるという配慮はどこへやら…です。
古賀音だんごは10cm程の串に団子が3個。そして、団子の倍もしくはそれ以上の餡。
餡の量が多いかな?と懸念していたのですが、団子自体そこそこの大きさで餡に負けていません。寧ろこの餡の量が丁度良い。
団子自体もっちもちで柔らかく、美味しいです。
ずんだが好きという個人的嗜好を除いても尚美味しいお団子でした。
季節の味だけでなく、定番の商品もおすすめです。
古賀音庵はデパ地下等にも出店していますが、団子は取り扱い店舗が限られているようなので、事前にHPで確認されることをお勧めします。