冬限定。ほっこりするマンマの味、ボンボローネ
以前食べた和栗のモンブランに味をしめて、またしてもお茶をしにベーカリーネモを訪れました。
今回のお目当ては寒い季節にだけ販売しているというボンボローネ。
ボンボローネはイタリア発祥のドーナツで、フィレンツェでよく食べられているそうです。生地だけのプレーンなものから、中にクリームやチョコレート、ジャムを入れたものもあるようです。日本で言うところのアンドーナツ、ミスドだとエンゼルクリームと言ったところでしょうか…。
ネモのボンボローネは中に生クリーム入りのカスタードを使っているため溶けやすく、涼しい季節にしか販売出来ないのだそうです。
ボンボローネと一緒にコーヒーを注文してカフェスペースへ。
ぱっと見は何の変哲も無いドーナッツ。
でも、手に持ってみてびっくり。驚くほどふわっふわなのです!
半分に割ってみると、柔らかい黄色のブリオッシュ生地に包まれたたっぷりのクリーム。
ふわふわのボンボローネを一口。
ブリオッシュの生地は本当に本当に柔らかく、ふんわりとバターと卵の香りがします。そしてトロッと滑らかでリッチなクリーム。
ガン!と主張してくる強さはないのですが、生地もクリームも控えめな印象ながらとても美味しい。
何より「優しい」という表現がしっくりくる味。
その後も、コーヒーを啜りながら一口、二口と食べ進めて行くうちに、ボンボローネの優しい味が染み渡って行くようで、何ともあたたかい気持ちになりました。
最後の一口が本当に名残惜しかった…。
いつ食べても美味しいのですが、ちょっと凹んでしまった時に食べたい、そんな優しい味のドーナツです。