お台場、秋の利きバゲット祭り3に行ってきました
去る9月21日、秋の利きバゲット祭りに行ってきました。
気持ちのよい秋晴れ、まさにバゲット日和!?
いざ会場に潜入!
場所はお台場、東京カルチャーカルチャー。
会場には既に大勢のお客さんが、やはり女性客が多かったですが、カップルや子供連れのご家族なんかもいらっしゃいました。
子供の頃から、こういったイベントに連れてきてもらって色んな食に触れさせてもらえるなんて、羨ましい!
カウンターに並べられた本日のバゲットに目を奪われつつも、会場内へ。
事前チケット制で席は確保できるのですが、さすがにステージを正面から見られるような席は埋まっていたので、ステージ横の目立たない席へ。
ステージを映すためのモニターとアンケート用紙、それと、協賛のメゾン・イクスのオリーブオイルのパンフが配布されていました。
一人1ドリンク制で、ソフトドリンクは勿論ですが、アルコール類も注文できます。利きバゲットと一緒にワイン…と行きたいのはやまやまだったのですが、バゲットとの相乗効果で昼からへべれけになってしまいそうだったので自主規制。
いよいよイベントスタート
イベント開始時刻の12:30を回り、司会の方の呼び声とともに、主催者の平岩さん、フードコーディネーターの石井さん、ブーランジェリーセイジアサクラの朝倉シェフが登場。そして各席にバゲットを配り始めるスタッフ。
バゲットの登場か、はたまたゲスオの登場故かは謎ですが、どよめく会場。
否が応でも期待が高まります。
3回目を迎える利きバゲット祭り、平岩さんの「1、2回目参加された方ー」の問いかけに挙手する方もちらほらいらっしゃいましたが、殆どの方が初参戦。過去に2回に比べて、男性客の比率も増えてきているようでした。
バゲット登場
この時点ではどのバゲットがどのお店のものなのか全く明かされていません。
バゲットを1/6カットしたものが5種、実質一人一本弱のバゲットが配られます。
バゲットに付けるバターとオリーブオイルも一緒に。オリーブオイルは協賛のメゾン・イクスのもの、オイルだけでも美味しそう。
香ばしい焼き色にうっとりするも、「まだ食べないでくださいね」の一言に会場全員が待ての状態です。
バゲットはパンの王様
小麦、水、塩、酵母のたった4つの材料で作られるバゲット。ごくごくシンプルなパンなのに、作り手によって全く味が変わってくる面白いパン。
そのバゲットを色々と食べ比べて、違いを感じてみたり周りの人たちと意見交換してみたり、バゲットを味わって楽しもうとうイベント。
平岩さん曰く、「バゲットはパンの王様」。
シンプルながら味わい深く、どんな料理にも合う満足度が高いパンだそう。バゲットを語る平岩さんから、バゲット愛が滲み出ていたことは言うまでもありません。
待ちに待った実食
じらしにじらされまくって、ようやく実食の時が。
まずは何も付けずに、バゲットのみ「素バゲ」を味わいます。
酸味のあるもの、クラストがパリッと固いもの、香ばしさの際立つもの、小麦の甘味が強いものなどなど、本当に三者三様の味。好みの順はあるけれど、どれもこれも素バゲの状態で美味しい。
次にバターやオイルをつけて、イベントで言われるところの「バタバゲ」で。
素のままだと、ちょっとパンチに欠けるかな?と思ったものでも、バターをつけると相乗効果でより美味しくなったり、逆に個性が強いかな?と思ったものでもオリーブオイルの香りと相性が抜群だったり…。
素バゲの時とまた評価が変わってくるのが面白い。
一通り食べ終えて、素バゲとバタバゲでどれが好みだったか、そしてその理由をアンケート用紙に書き込んで行きます。
実食の際に、平岩さんを始めゲストの皆さんが各席を回ってお話しを伺えるのも貴重です。
バゲットに合うおかずと一緒に
アンケートの回収とともに、今度はおかずが運ばれてきます。
この日はシャキシャキキャベツのミネストローネと、バゲットに合う前菜盛り合わせ。
マリネやハム、スクランブルエッグにツナとマッシュポテトのペーストなど、どれも比較的シンプルなおかずですが、味が良い。おかずとバゲットの組み合わせも美味しくて、素バゲ→バタバゲと来て、最後におかずをのせたり、スープに浸したりして、バゲットを堪能!
フランスとニューヨークのパン事情
バゲットとおかずを楽しみながら、海外のパン事情について伺うことが出来ました。
平岩さんからは本場フランスのパンのお話し。
おすすめのブーランジェリーなどをスライドで紹介してくださいました。
バゲットを小脇に抱えるパリジェンヌやパリジャンがお洒落。イベント冒頭でバゲットは言わばごはん!とおっしゃっていた通り、バゲットが日常に溶け込んでいます。買い物袋からはみ出すものといえば、私の場合、さしずめネギか大根なのが残念なところです…。
石井さんからはニューヨークのお話し。
パリは王道といった印象でしたが、クリームが上に乗っているタイプのユニークなクリームパンなど、遊び心を感じるパンの紹介が多く感じられました。紹介されたお店はどこも小さなお店だったのですが、一見こじんまりと営業してそうに見えて、実はレストランやホテルに卸しているのだそうです。
石井さんの写真はどれもお洒落で美味しそうでした。
バゲットに夢中になり、話半分だったのですが普段聞けないお話を伺えました。
アンケート結果発表
全員で食べ比べたバゲットが一体どこのお店のものなのか!?とアンケートの結果発表。
今回いただいたのは以下の5店のバゲットでした。
- PAUL、バゲットアンシェンヌ
- ジャンゴ、カンパーニュバゲット
- ブーランジェリーセイジアサクラ、黄金色のバゲット
- Himmel、アハツェナー
- ル・ルソール、バゲット
アンケート結果は公表しないでねとのことだったのでお伝えできないのですが、個人的には偶然にも当日ゲストでいらしていた朝倉シェフのお店のバゲットが好みでした。クラストのパリッとした食感と、クラムのしっとりもっちり感、鼻を抜ける香ばしい香りがとっても美味しかった。
ジャンゴのカンパーニュバゲットは全粒粉が入っていることもあり、全粒粉独特の香りと生地の酸味がとっても個性的。
ジャンゴ、セイジアサクラ、ル・ルソールはバゲット自体が結構強い味の印象で、そのままモリモリいただきたい感じ。
比べて、PAULとHimmelは小麦の香りと甘味が優しく、柔らかい印象でそのままでも勿論美味しいけど、タルティーヌなど何かと合わせていただきたいバゲットでした。
Himmelはドイツパンのイメージが強かったので、バゲットが味も香りも柔らかい印象だったのには驚きです。
最後に
最後はお土産バゲット争奪、大じゃんけん大会。
バゲットを囲んで和やかな雰囲気も一転です。