期間限定のDARS BRAND SHOPで大人のDARSをいただく
1993年に発売された森永のチョコレートDARS。
当時、100円という安さにもかかわらずミルク感たっぷりのリッチな味と口溶けの良さに衝撃を受けたものでした。
学生の身分で自由になるお金のなかった私には手軽に買えて尚且つ美味しいDARSは本当にありがたく、しょっ中買っていたものです。
そんな庶民の味方のDARSが表参道に期間限定ショップを開いていると知り、行ってみました。
表参道の街並みにパッと目を引く赤。
慣れ親しんだDARSのロゴですが、表参道という場所柄か何だかお洒落に感じます。
入り口には全12種のフレーバーの説明が。
店内にはポップなデザインのDARSの箱がうず高く積まれていて圧巻。
土日は行列ができるほどの人気ぶりだそうです。
(店内画像はDARS BRAND SHOP 特設サイトよりお借りしました。)
あまり下調べをせず、折角だから全フレーバーゲット!と軽い気持ちで足を運んだのですが…販売価格に撃沈されました。
なんと、一箱12粒で800円!!!
特設サイトによると、
トレンドに敏感で
感度の高い
洗練された30代の大人の女性
をイメージターゲットに
なるほど、一箱800円の価格設定も納得です。
普段コンビニやスーパーで見かける子供から大人まで楽しめるDARSとは一線を画す商品。
レジ脇には完全受注生産、限定12個の一つ30000円というチョコレートのティアラとDARSを贅沢に使ったテリーヌも。
ティアラは豪華絢爛、テリーヌはチョコがムギュッと詰め込まれていそうなコンパクトなサイズで、プレミアム感たっぷりです。
ティアラとテリーヌはさておき、お目当てのDARSも「全種類いただくわ」なんて言えず、コンパニオンのお姉さんにお勧めを伺って厳選した2種を購入しました。
ハートのパッケージがオレンジピールが入った”スマイル&ティアーズ”。
シルバーにナンバープリントの箱はほうじ茶味の”ラブティー・ラブミー”。
ちょっと口に出すのが気恥ずかしいネーミングはご愛嬌。
ネーミングは心なしか女子中高生のような若さを感じますが、今回購入した2種類のチョコはコンセプト通りの大人味。
”スマイル&ティアーズ”は小さな一粒の中にたっぷりとオレンジピールが詰まっているようでカリカリとした歯ごたえ。パッと口いっぱいに広がるオレンジの香りとちょっとビターなチョコの味はまさに大人向けの贅沢な味。
”ラブティー・ラブミー”もしっかりとほうじ茶の香り。なんとも滑らかで、角が取れた丸みのある優しい味で、いつもチョコはコーヒーと一緒に…と思いがちですが、こちらのほうじ茶味はホットミルクといただくのも良さそうです。
先日ニュースでこちらの限定ショップが取り上げられている中で、「子供の頃にDARSを食べていた皆さんに大人になってまた改めて食べてもらいたい」と担当の方が話していたのですが、本当にその通りで、慣れ親しんだDARSも時間と共に大人になったような、ちょっとよそ行きの感じがする味でした。
いつものDARSと比べてしまうと、気軽に買うにはちょっとハードルが高いですが、厳選した一種類をノスタルジーに浸りながらいただくのもなかなか良いものです。